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 へんげ (2011) ★★☆☆


へんげ

(2011年公開 大畑創監督) ★★☆☆☆
《2017-07-24》   

[狂気][怪物][感動]

とある夫婦の、愛の物語……

静かな住宅地に暮らす、ある若い夫婦が抱える悩み。それは夫を襲う奇妙な発作だった。体を弓なりにしならせ、野獣のような咆哮をあげる夫の姿を見るたび、妻は言い知れぬ不安に襲われる。現代医学の力では"無数の蟲に意識を乗っ取られるような"病状は好転せず、ある晩ついに恐れていた事態が現実になる。夫の身体が不気味に変態し始めたのだ。妻は夫を献身的に介護するが、謎の奇病は加速度的に悪化してゆく。やがて予測さえし得なかった衝撃的な恐怖が夫婦に襲いかかる・・・
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 何かに憑かれたような発作を起こしてしまう夫と、それを支える妻の物語が。たくさんの虫のようなものに意識を乗っ取られそうになるという。
 「へんげ」の言葉通り、彼の変調は身体にまで影響を及ぼす。ジャケットを見ればわかることだが、特撮ヒーローの怪人のような変化をする。
 一時間ほどの短い映画で、全体的に「エクソシスト」「ザ・フライ」や「鉄男」といった国内外のホラー映画を彷彿とさせる雰囲気があるが、ラストで衝撃の展開が起こる。正直そちらの方面はあまり好みではないが、「愛」の物語としてはすこし来るものがあるのも確か。






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