baseline和ホラー映画日和 も

 もうひとりいる (2002) ☆☆☆☆


もうひとりいる

(2002年公開 柴田一成監督) ★☆☆☆☆
《2017-07-20》   

[怪物]

ドッペルゲンガーが自分を殺しにやって来る

“ドッペルゲンガー伝説”を題材に、少女たちに襲い掛かる恐怖を描く。
(Amazon)

 グラビアの撮影で廃校を訪れた三人の新人アイドルとスタッフたちは、そこでドッペルゲンガーに襲われる。
 低予算ホラー。ドッペルゲンガー的なのがダイレクトに殺しに来るので、その分キャスティングや予算が浮く設定という画期的な手法ではある。
 しかしその肝心のホラー要素がお粗末で、怪異の描写も人の顔に歪みエフェクトをかけながらぶらぶら動かす。一番怖いのはこの上記ジャケットな時点で察してほしい(ちなみにこのジャケットの人は本編に出てこないし、このシーンもない)。
 雰囲気や「ドッペルゲンガーを傷つけるとその元の人も同じ傷を負う」というアイディア自体はそこそこ面白いだけに、なんとももったいない。
 監督の名前より前面に「監修:清水崇」があるのはちょっと……。






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